日記

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Feeling of Unity 感想

こんにちは。お久しぶりの更新です。

本日、9月30日は僕のお気に入りのバンド「Fear, and Loathing in Las Vegas」の4作目の新作フル・アルバム「Feeling of Unity」の発売日で、先ほどHMVから届いたのでとりあえず一周して聴いてみました。せっかくだし久しぶりにずらずらと文字でも書こうかと思い立ったので、ここに書いておきます。

以下、収録曲のネタバレを含みます。未聴の方はブラウザバック推奨です。

 

 

Track.01 Cast Your Shell

YouTubeにアップされ、初めて聴いた時は衝撃を受けましたね。今までにないポップな感じの曲調で、こいつらはこんな曲も作れるのかと驚きました。ついでMinamiのクリーンボイスにも驚かされました。ラスベガスのポップソングといえば「Jump Around」が代表的ですが、それとはまた違った感じですね。どちらかと言うとアニソン系な感じがします。まあ、案の定オンラインゲームのタイアップ曲だったんですが…。

結構ギター分が多くて王道ロックって感じがします。ギターサウンドの間に時折入るMinamiのピアノやシンセサイザーのサウンドが心地よいです。とにかく疾走感のある曲なので、ライブでは盛り上がりそうですね。

 

Track.02 Meaning of Existence

疾走感のあるイントロは無条件にテンションが上がります。キャッチーで聴きやすい曲調からの、中盤からはブレイクダウンしてMinamiのターン。ラスベガスらしい曲です。

このまま終わるのかと思いきや、まさかの最後で再びブレイクダウン。コア成分が強く、妖しい雰囲気が漂うサウンドにいい意味で裏切られました。むしろこっちの曲調で一曲仕上げて欲しいくらいです。

 

Track.03 Escape from the Loop

ロックマンのラスボス戦で流れそうな雰囲気のイントロから始まります。珍しくSxunがリードボーカルとして参加していて、中低音のSxunと高音のSoとの掛け合いにMinamiが乱入といった感じがカッコイイです。最近はTaikiがボーカルとして入る曲が多かったのでなんだか新鮮な感じです。

全体的なメロディはどことなく懐かしい雰囲気が漂うポップサウンドといった感じでしょうか。聴いたことがあるようでないようなメロディがとても聴きやすいと思います。

 

Track.04 Starburst

シングル「Starburst」からの収録曲です。「Love at First Sight」のようなダンスチューンということでしたが、正直それには及ばないかな…と思います。ですが、キャッチーで耳に残りやすいメロディなので、初見者が多いフェス等でも盛り上がる曲になっていると思います。評価が低いからか最近あまり演らなくなってきたけど…。個人的には好きな一曲です。

 

Track.05 Interlude

個人的には今アルバムの中で一番好きな曲です。80年代の横スクロールアクションゲームのBGMを髣髴とさせる8bitサウンドはファミコン好きにはたまりません。完全にMinamiの趣味ですねこれは。

さらに8bitサウンドから急変しギターリフが始まります。完璧な流れでした。最高です。

 

Track.06 Party Boys

今アルバムの中で最もコアな曲のひとつです。Interlude以降からコアな曲が多い印象です。ポップな曲が多かったので、こういうゴツい曲もまだ作れるんだとなんだか安心しました。

MinamiとTaikiの掛け合いが主な中で、中盤以降に謎のアニメ声でラップパートが入るのも新鮮ですね。このボーカルは誰なんでしょうか…。終盤で一気にテンポアップして盛り上がるのもとてもアツいです。ラスベガスの進化を感じる曲です。

 

Track.07 Gratitude

神々しい雰囲気が漂う曲です。ファンタジー系RPGっぽい感じがとてもカッコイイ。まったく今までにない曲調(近い雰囲気はFlutter of Cherry Blossomか?)が新鮮で聴いていて楽しい曲です。How Old〜→Flutter〜→Gratitudeと言った感じで、ラスベガスの進化が感じられる一曲です。

 

Track.08 Ignite Your Frail Mind

ハイテンポでノれる曲です。過去曲で言うところの「Counterattack by the Sesame Sized Bodies」のような感じですね。コア色が強く、ブレイクダウンも変態的でラスベガスらしさ全開な感じがします。また、MinamiのスクリームパートからのSoの日本語パートで光が差し込んできたような雰囲気がドラマティックです。

 

Track.09 The Demon Called Careless

こちらは「Nail the Shit Down」にポップ要素を取り入れたような曲調になっています。コアな曲ではあるけどNailほどでははなく、聴きやすいメロディが含まれていたりして初見の人でも比較的抵抗なく聴けると思います。やっぱりラスベガスにはこういう曲を作って欲しいです。

 

Track.10 Let Me Hear

シングル「Let Me Hear」からの収録曲です。アルバムの中では最もクオリティの高い曲だと思います。PHASE 2前後のラスベガスのセンスにはただただ圧倒されるばかりです。

この曲はアニメのタイアップ曲にもなったため、これがきっかけでラスベガスを聴くようになったという人も多そうです。これまでアニメタイアップは多かったものの、アニメを意識しての作詞をしたのはこの曲が初めてですね。アニメタイアップであろうとMinamiのスクリームパートをまったく減らさないのも、ラスベガスの音楽性に対する強い意思が感じられます。

 

Track.11 Journey to Aim High

アルバムのエンディング曲です。「Stay as Who You Are」は夜が明けて朝になっていくような雰囲気でしたが、爽やかな雰囲気からどんどん盛り上がっていく感じがしました。曲全体の盛大な感じはラストを締めくくるのに相応しいと思います。「Stay as Who You Are」と同じような雰囲気になるのを避けるため短めの曲にしたとのことですが、長くて余韻に浸れるような曲でも良かったのではないかと思います。それでもちゃんとクオリティが高い曲になっていると思います。

 

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某所では最高傑作だとか言われていますが、最高かと言われれば首を傾げてしまいますね。傑作であることには変わりありませんが、D&SやPHASE 2のようなクオリティを期待しすぎていたので少し物足りない感じがあります。

一週間後にはアルバムツアー、年明けには武道館ワンマンが控えているので今日から聴き込んでライブに備えていと思います。今日は以上です。